世界文化遺産「天台宗総本山 比叡山延暦寺」へぶらりと行き、偉大さを感じてみる 【東塔地区編】

京都

京都市内から、叡山ケーブルのケーブル八瀬駅までは自転車でよく出かけていたが、比叡山延暦寺までは、なかなか行く時間もありませんでした。

しかし、ふとしたことから延暦寺の散策をすることになりました。

事前に調べることもなく現地で右往左往しながらの散策でも、さすが世界遺産の比叡山延暦寺、偉大さを感じとることができました。

ただ、そのため本当であればもっと延暦寺を有意義に散策できるはずだったと思う。

その反省を込めて、今後訪問する人のために、アクセス方法や見どころなどを紹介したいと思います。

今回は急遽、延暦寺へ行ったため東塔地区の散策になります。


天台宗総本山 比叡山延暦寺とは

まず、延暦寺とは主となる建物があって、周りに大小の建物があるというものではないです。

知っている人には当然のことだと思いますが、初めて、しかも何も調べないで行ったものですからこんなことも知らないで行きました。

織田信長に焼き討ちにされたお寺という知識しかないです・・・

お恥ずかしい。

延暦寺は、東塔(とうとう)地区、西塔(さいとう)地区、横川(よかわ)地区と3つの地区で構成されています。

比叡山にこの3つの地区があり延暦寺を構成しています。

※というか、こんなことも知らないで延暦寺に行ってしまいました・・・。

比叡山 延暦寺の見どころ

見どころは、それぞれこんな感じです。

個人的な主観で選んでいますので抜けているもののあるかもしれません。

建物
東塔地区根本中堂
大講堂
鐘桜
大黒堂
文殊楼
阿弥陀堂
東塔
西塔地区釈迦堂
浄土院
常行堂
法華堂
横川地区横川中堂
元三大師堂
恵心堂

西塔地区や横川地区はまだ、散策していないので今後紹介していきます。

また、東塔地区にある根本中堂は現在改修中でした。(2020年9月24日現在)
※2016年から平成の大改修(10年間の予定)

天台宗総本山 比叡山延暦寺へのアクセス

比叡山へのアクセスは、4つのルートがあります。

  1. 京都から八瀬からのルート
    叡山電車 (出町柳駅ー八瀬比叡山口駅)
       ↓
    叡山ケーブル(ケーブル八瀬駅ーケーブル比叡駅)
       ↓
    叡山ロープウェイ(ロープ比叡駅ー比叡山頂駅)
       ↓
    比叡山頂のシャトルバス乗り場
       ↓
     延暦寺
  2. 比叡山直通のバス
    京都駅などから直通のバスが出ているので非常に便利
  3. 滋賀からの坂本ケーブルルート
    坂本ケーブル → 比叡山延暦寺の東塔
  4. 奥比叡ドライブルート
    車を使ってドライブルートで行く

自転車でケーブル八瀬駅まで、何度も行っていたので今回は、1.京都から八瀬からのルートで叡山ケーブルを使って、比叡山へ向うことにしました。

ここで少しは、お得な切符があると聞いていたので、出町柳駅で「比叡山・延暦寺散策チケット」を購入していきました。

ただし、比叡山内の移動にシャトルバス(有料)なるものがあると知らなかったので別でバス代がかかりました・・・。

とほほ・・・

比叡山・延暦寺散策のお得な切符

お得な切符「比叡山・延暦寺散策チケット」を購入していきました。

購入は、出町柳駅で購入できます。

出町柳駅で購入するとき、クレジットカードが使えませんので、クレジットカードをメインで使用していて現金を持たない方は注意が必要です。

購入していった「比叡山・延暦寺散策チケット」

出町柳駅から比叡山の山頂まで行くので、お得切符比叡山拝観料込み、2,400円を購入していきました。

比叡山・延暦寺散策チケット個別払い
叡山電車2,400円270円×2(往復)
叡山ケーブル550円×2(往復)
叡山ロープウェイ350円×2(往復)
延暦寺拝観料1,000円
合計2,400円3,340円

通常では、3,340円なので、940円お得でした。

ただし、比叡山内の移動のシャトルバス代が別途かかってしまいました。

重要

バスや電車で比叡山に行った場合は、シャトルバスで東塔地区、西塔地区、横川地区への移動になります。
※徒歩で、散策するという強者はこの限りではないですが・・・。

ですので、「比叡山・延暦寺散策チケット」と「比叡山内1日フリー乗車券」というシャトルバス乗り放題が付いた3,400円のチケットを購入したほうがお得です。

他にもお得なチケットがありますので、訪問先に合わせて購入していったほうがお得になります。

叡山電車のホームページのお得な乗車券のページにあります。


天台宗総本山 比叡山延暦寺(東塔地区)の散策

今回の比叡山の散策は、叡山電車の出町柳駅から出発になります。

  1. 叡山電車
    出町柳駅を出発して、八瀬比叡山口駅まで乗車します。
  2. 叡山ケーブル
    ケーブル八瀬駅ーケーブル比叡駅
  3. 叡山ロープウェイ
    ロープ比叡駅ー比叡山頂駅
  4. 比叡山頂のシャトルバス
    延暦寺バスセンターで下車して延暦寺の東塔地区の散策へ向かいます。
  5. 東塔地区の散策
    大講堂→大黒堂→文殊楼→根本中堂→阿弥陀堂→東塔 の順番に散策します。


叡山電車の車窓

出町柳駅から出発して、のどかな風景を見ながら八瀬比叡山口駅まで、約15分ほど乗車します。

出町柳駅から八瀬比叡山口駅までの車窓です。


八瀬比叡山口駅を降りて、ケーブル八瀬駅に向かう途中の川や小径がきれいです。


叡山ケーブルから叡山ロープウェイで比叡山頂へ

叡山ケーブルのケーブル八瀬駅からケーブル比叡駅へ向かいます。

ケーブルカーに乗り込みます。

このケーブルカーは、高低差が日本一というだけあってかなり急な斜面を登っていきます。

1号車と2号車が1本のケーブルでつながっていて、ちょうど真ん中あたりですれ違います。

このつながっているケーブルが切れたらなどど、余計な心配をしながら約10分ぐらい乗車します。

ケーブル比叡駅から麓を見下ろした写真

ケーブル比叡駅から麓のケーブル八瀬駅を見下ろすと、さすが日本一の高低差があるというのがわかります。

とても小さくてケーブル八瀬駅が見えません。

ケーブル比叡駅に到着したら、ロープ比叡駅でロープウェイに乗り換えます。

ロープウェイ自体は、3分ぐらいの乗車で比叡山頂に到着します。

ロープ比叡駅から見た比叡山山頂

比叡山頂駅から見下ろした京都市内

山頂から見下ろすとやはりとても高いところまで登ってきて、京都市内が見下ろせます。


叡山ケーブルの車窓

叡山ケーブルからの車窓です。

季節によってもっときれいだと思います。



叡山ロープウェイからの車窓

叡山ロープウェイからの車窓です。

京都市街が小さく見えます。



比叡山頂からシャトルバス乗り場まで

比叡山頂には、ガーデンミュージアム比叡という庭園美術館があります。

外からしか見ていませんが、きれいな庭園のようでした。

ロープウェイの比叡山頂側の入り口

シャトルバス乗り場(比叡山頂バス停)側の入り口

ロープウェイの比叡山頂を降りて、ここで満喫していると時間のロスという失敗をしてしまいます。

比叡山内を移動するシャトルバスに乗り遅れてしまいます。

この時は、一緒にロープウェイに乗った方々は真っすぐシャトルバス乗り場を目指していました。

私たちは、のんきに比叡山頂を満喫してシャトルバス乗り場に向かったら、案の定乗り遅れました。

シャトルバス乗り場に到着した時には、バスが発車したばかりで次のバスまで30分ほど待ちました。

シャトルバス乗り場(比叡山頂バス停)からの琵琶湖

待ち時間にシャトルバス乗り場から見ることができる琵琶湖です。

天気が良ければきれいだったと思います。

シャトルバス乗り場(比叡山頂バス停)からの山頂


延暦寺 東塔地区

いよいよ東塔(とうどう)地区の散策します。

順番を考えて散策しないと、修行僧の気分を十分に味わうことができる散策になってしまいます。

延暦寺での修業は、別の機会に・・・。

散策の順番

実際に、東塔地区の散策をしてみて2通りの順番で散策するのが効率的でよいと思います。

シャトルバスを有効に使って散策する方は、散策パターン1がおすすめです。

散策パターン1(阿弥陀堂、東塔先パターン)
  1. 大講堂
  2. 阿弥陀堂
  3. 東塔
  4. 大黒堂
  5. 文殊楼
  6. 根本中堂

散策パターン2(阿弥陀堂、東塔後パターン)
  1. 大講堂
  2. 大黒堂
  3. 文殊楼
  4. 根本中堂
  5. 阿弥陀堂
  6. 東塔

最初に、阿弥陀堂と東塔を回るか、最後に回るかの違いですがこの阿弥陀堂と東塔は、山の上にあるので体力のあるうちに上に登って順番に降りてくるという順番が良いと思います。

ただ、西塔地区まで歩いて散策しようという強者は散策パターン2がおすすめです。

阿弥陀堂と東塔に続く坂道を上からとってみました・・・。

登りはとても大変でした。

大講堂と鐘桜(しょうろう)

シャトルバスの延暦寺バスセンターから巡拝受付をします。

ここで受付をすると、西塔地区、横川地区への入れます。

延暦寺バスセンター側の巡拝受付

巡拝受付を済ませて、5分から10分ほど歩くと大黒堂と鐘桜が見えてきます。

大講堂

大講堂

大講堂で、「先祖代々供養」の文字や念仏が浮き出てくるお線香が売っていました。

ご先祖様の供養のために、「先祖代々供養」の文字が浮き出るお線香を買いました。

自宅に戻って、この線香をあげています。

大講堂の奥に鐘桜があります。

鐘楼

朱色がとても映える鐘楼です。

恥ずかしかったので、鐘は突きませんでした。

大黒堂

次に大黒堂があります。

入口に向かって右側に、丸い石が入った灯篭のようなものがあります。

この丸い石を回してお願いすると願いが叶うそうです。

文殊楼

大黒堂を抜けて、石段を登るか、大書院や正覚院がある道を下ってから登ると文殊楼につきます。

ただ、急な石段でかなりつらいです。

大黒堂わきから登る文殊楼への石段

大書院や正覚院がある道側から文殊楼へ上る石段

文殊楼

文殊楼は中に入ることができますが、かなり急な階段を上ります。

登るときも、降りるときもかなり怖いです。

根本中堂

東塔(とうどう)地区は、メインの建物が根本中堂になります。

不滅の法灯という、1,200年消えたことのない灯火があります。

1,200年も消えないというのはとてもすごい!!!

ただ、2020年9月現在では、「平成の大改修」中で2016年から10年間の予定で改修作業をしていました。

中を一部写真を撮ることができました。

平成の大改修(根本中堂) 1

平成の大改修(根本中堂) 2

平成の大改修(根本中堂) 3
平成の大改修(根本中堂) 4

阿弥陀堂

阿弥陀堂へ続く坂道を頑張って登るとつきます・・・。

この坂道はとても大変です・・・

阿弥陀堂への石段

さらに、阿弥陀堂へはこの石段を登ります・・・。

苦労して登ると阿弥陀堂が出迎えてくれます。

阿弥陀堂

東塔

東塔地区と名前になっている東塔が阿弥陀堂と一緒にあります。

東塔

東塔の入り口

ここにお地蔵様がマスクをしています。

マスクをしたお地蔵様

お地蔵様も、早くコロナが収まって、平穏な日々を迎えたいと思っていると思います。


帰りのロープウェイへの道

シャトルバスの比叡山頂バス停からロープウェイの比叡山頂駅への道で、こんな看板がいくつか並んでいました。

帰り道の看板

あと500歩とあったので実際に数えてみたら、ほんとに500歩でした。

帰りの山道を励ますだけなので適当かと思っていたので感動しました。

並んでいる看板を見ながら帰るとほんの少し足取りが軽くなった気がしました。

ただ、途中の看板に書いてあることをやろうとすると多分倒れます・・・。


次回は、横川地区へ

今回は、急遽比叡山延暦寺の散策が決まったので少しもったいなかったと思います。

また、こんな広大な山を織田信長は焼き討ちをしたり、そこから立て直したりで。

さすが世界遺産 比叡山 延暦寺だなと感じることができました。

まだ他に、西塔地区や横川地区がありますのですべての地区を回ってみようと思います。

次回は、横川地区の散策をしようと思います。


ちなみに、叡山電車、叡山ケーブル、叡山ロープウェイの乗車動画もありますのでそちらも楽しんで下さい。

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